学校や企業のコンピュータールームには、大量の電子機器がところ狭しと並んでいます。
学生や社員が多い組織だと、人数分のデスクトップパソコンやその周辺機器を設置するだけでも、かなりの数となります。現代の授業や事務作業においてパソコンはまさに必需品であり、コストを惜しまずに豪華なコンピュータールームを設ける学校や企業の姿も珍しくはありません。デスクトップパソコンやプリンタなどの電子機器は高温な環境に弱く、部屋の温度管理はとても大切です。授業や事務作業を、大人数で一斉に始めると室温が急激に上昇します。文字通り室内でパソコンが数台、稼働する位であればPCケースに搭載されている冷却機能で十分対応可能です。
ただ締め切った室内で、大量の電子機器が同時にフル稼働すればケース内のファンだけでは十分な冷却が難しくなる可能性があります。人の感覚だけでは急上昇する室温が分かりにくいので、コンピュータールームには専用の温度計を設置しておきたいところです。一度に何台の機器が同時稼働すると危険な室温になるか、細かく事前調査をするよりも温度計で随時温度管理をした方が合理的です。温度管理を常日頃から実施しておけば、高熱が原因でプリンタやパソコンが壊れる危険を避けられます。また温度計で毎日室温をモニタリングしておけば、適切な冷房の温度なども自然と割り出せます。機器の安全管理をしながらも、冷房代の節約も望めて一石二鳥です。